緯度経度を一括で平面直角座標に変換するPythonプログラム
本ページでは、緯度・経度を平面直角座標系に一括で変換するPythonプログラムを掲載しています。以下の操作が可能です:
- 緯度経度(EPSG:4326 など)から平面直角座標系(EPSG:6669〜6686)への座標変換を行うPythonコードを生成
- 生成されたPythonコードを
.pyファイルとしてダウンロード - EPSGコードの変更に応じて、リアルタイムでコード内容が更新
座標の選択
生成されたPythonコード:
使い方解説
1.変換前の座標系を選ぶ
「変換前の座標系」ドロップダウンでは、以下のような選択肢があります:
- EPSG:4326(WGS84、緯度経度)
- EPSG:3857(Webメルカトル)
通常、緯度経度が与えられている場合は「EPSG:4326」を選択します。
2.変換後の座標系を選ぶ
「変換後の座標系」では、平面直角座標系 第1〜18系 をEPSGコードで選択できます:
| 系 | EPSGコード | 主な地域例 |
|---|---|---|
| 第1系 | EPSG:6669 | 北海道地方 |
| 第2系 | EPSG:6670 | 東北地方 |
| 第9系 | EPSG:6677 | 関東地方 |
| 第13系 | EPSG:6681 | 関西・中国地方 |
| 第18系 | EPSG:6686 | 九州南部・沖縄 |
地域に応じた系を選ぶことで、正確な座標変換が可能になります。
3.変換コードを確認
座標系を選択すると、ページ内のコードブロックに座標コードがリアルタイムで反映されます:
from pyproj import Transformer
transformer = Transformer.from_crs("EPSG:4326", "EPSG:6677", always_xy=True)
このコードは、CSVファイルを読み込み、緯度経度から指定した座標系へ変換し、変換結果をCSVに出力するスクリプトになっています。
4.Pythonコードをダウンロード
「⬇ Pythonコードをダウンロード」ボタンをクリックすると、表示中のPythonコードが .py ファイルとして自動的にダウンロードされます。
- ファイル名:
coordinate_transform.py - 中身は、現在選択している座標系に合わせてカスタマイズされたコード
- そのままPython実行環境で動かすことができます(必要なライブラリ:
pandas,pyproj)
3.読み込みファイル名の変更
ダウンロードしたPythonプログラムの読み取りファイル名(ファイルパス)を変更して実行してください。
fname = “input.csv”
読み込むCSVファイルのフォーマットはヘッダー付きの緯度,経度です。
| LAT | LON |
| 35.1 | 135.1 |
| 35.5 | 135.5 |
💡 利用上の注意
Pythonスクリプトを実行するには、Python環境(3.x)と、pandas および pyproj ライブラリが必要です。
pip install pandas pyproj
- 入力ファイル(
input.csv)は、少なくともlatとlonの列を含んでいる必要があります。 - 出力ファイル(
output.csv)には、元のデータに加えてX,Y列が追加されます。

