ガウス畳み込みフィルターでCSVデータを滑らかに処理するツール
時系列データや連続データのノイズを取り除くために「ガウス畳み込みフィルター」をかけるツールです。CSVファイルをアップロードし、ガウスフィルターをかけて視覚化、さらにフィルター済みのデータをCSV形式でダウンロードすることができます。
ガウス畳み込みフィルター
使い方解説
このツールでできること
- 数値データ(時系列、センサー出力など)をCSVでアップロード
- 任意の「シグマ値(σ)」を指定してガウス平滑化を適用
- フィルター処理前後のデータをグラフで比較表示
- フィルター後のデータをCSVファイルとしてダウンロード
必要なデータの準備
アップロードするファイルは以下の形式で構成されている必要があります。
X,Y
0,10
1,12
2,15
3,14
…
- X:横軸の値(時間、インデックスなど)
- Y:縦軸の値(計測値など)
1行目はヘッダーがあってもなくても動作しますが、データ行は「X,Y」の形式でカンマ区切りである必要があります。
ツールの使い方(ステップバイステップ)
①CSVファイルをアップロード
ページ内の「CSVファイルをアップロード」という欄から、対象のCSVファイルを選択します。
②シグマ値を入力(デフォルトは1.0)
「シグマ値」とは、ガウス関数の幅(どれくらい滑らかにするか)を表します。
- 値が小さいほど敏感(元の波形に使い)
- 値が大きいほど滑らか(ノイズ除去効果が高い)
③「アップロード」ボタンをクリック
フィルター処理が実行されます。折れ線グラフが表示され、「青色:元データ」、「赤色:フィルター後」で比較できます。
④フィルター後のCSVをダウンロード
「フィルター後のCSVをダウンロード」ボタンが表示されるので、クリックするとフィルター処理されたデータをダウンロードできます。
グラフでフィルター処理前後の比較
- 青い線:元の生データ
- 赤い線:ガウスフィルター適用後の平滑化データ
これらのグラフを比較することにより、どのようにデータが滑らかになったかを視覚的に確認することができます。
シグマ値の目安(参考)
シグマ値 | 特徴 |
---|---|
0.5~1.0 | わずかに滑らかにする |
1.0~2.0 | 標準的なノイズ除去 |
2.0~3.0 | 大きな変動や外れ値を除去したいとき |
よくあるエラーと対策
エラー例 | 原因と対処 |
---|
グラフが表示されない | CSVのフォーマットが「X,Y」形式でない可能性あり |
ダウンロードファイルの末尾にNaNが出る | 不正な行(空行や欠損行)を含んでいるCSVかも |
ファイルを選んでも何も起きない | 「アップロード」ボタンをクリックしていない |